先日、我々の地元、愛知県一宮市にある『墨会館』を見学してきました。

墨会館とは日本が誇る建築家、丹下健三氏による

愛知県内唯一の作品で、艶金（つやきん）興業株式会社の本社オフィスとして

1957年（昭和32）８月に竣工された建物です。

現在では一宮市が取得し、改修工事の後、

文化財を活かした公民館と生涯学習施設として再生されています。

建物の内部は、60年近くも前の設計とは思えないようなモダンな空間で古臭さを感じさせません。

 

一階の吹き抜けのホールから二階へ続く階段。

分厚いケヤキ無垢材の踏み板と手摺りは重厚感があります。

会長室・社長室へ続く二階廊下。

天井はラワン貼りで当時のままの状態です。

会長室の壁面収納。

こちらも使用されていた当時のままの状態です。
写真の壁面収納は様々な機能が備わった、まさに60年前のオーダー家具です。

当時の貴重な家具図面です。

（墨会館では資料として設計図面も公開されています）

わかり易くすると、このような仕様になっています。



限られたスペースに様々な機能を持たせてあり、

収納する物のサイズや使い勝手を考慮して設計されています。

• スピーカー収納・・・サランネット貼りでスピーカー本体は隠してあります。
• オーディオ機器収納・・・フラップ扉を開けるとレコードプレーヤーなどを収納できます。
• テレビ・・・引き戸を開くと、家具に内蔵されたブラウン管テレビを見ることができます。
• 黒板・・・戸板が黒板になっていて、チョーク受けも付いています。

　　　　　　　簡単なプレゼンやメモなどに使ったのでしょう。

• 飾り棚・・・厚みのあるケヤキの棚板で重厚感があります。
• ロッカー・・・背広掛けなどの収納になっています。
• 金庫・・・かなり大きな金庫が入りそうなスペースです。
  
  
  
  
  

 

デザイン的には、和のテイストを取り入れながらも、モダンにまとめられています。

 

 

他にも館内の写真を撮らせて頂いたので、いくつかご紹介します。

＜ロビー＞

 

＜集会所＞

 

＜中庭＞

＜中庭の五本松＞

 

＜バルコニー＞
とても素敵な建築でした。


ルフトでは、お客様のライフスタイルに合わせた家具のプランニングを行っております。

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LUFT（ルフト）

愛知県一宮市大和町馬引字古宮59-4

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